苓北町の北の入り口 西川内漁港横の海岸におっぱいの形に削られた岩が発見されました。高さ1.5mもある巨大な彫刻です。
これは、人の手で造られたものでは無く、自然の力によって偶然この形に出来上がったものです。
遥か昔、対岸の雲仙岳の噴火によって生み出された岩が、長い年月を経てこの形へと削られたものと推測されています。
※おっぱい岩の正体については溶岩ではなくノジュールとの研究結果も発表されています
下の画像は「おっぱい岩」が出来るまでを想像したものです。
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偶然出来たとは思えないほど奇麗な形をしてます。
波がろくろ、海岸がやすりとなりこの形を形成させたのでしょう。
近くに、同じく噴火によって生み出された岩石(または地中から出て来たノジュール)が沢山あり、おもしろい形をしたものもあります。
おっぱい岩の場所は?
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おっぱい岩を見た後または潮が引く間にこちらに参拝しては→
塞埜神社
佛木坂古戦場の看板より苓北町中心部側へ下る途中に「弾正坂」と「お京坂」と呼ばれる2つの坂があります。
この2つの坂は見る角度によって坂の上り下りが逆転して見える不思議な坂です。
その正体は、急な坂とゆる〜い坂の連続により脳が錯覚を起こすものです。
下り方向より弾正坂を見た所、
カーブの先が上りに見えます
上り方向より見た所、峠の先が弾正坂、
下りに見えます
峠を登りきったところ、
目線が変わり上りに見えます
上の写真で右の写真は上りに見えますが、実際に坂を歩いてみると上り下りがはっきりせず不思議な感覚になります。
お京坂を下り方向より見た所、カーブの先が上って見えますが、実際は下りです。
【ご注意】
佛木坂の看板に、坂の途中で車をニュートラルにしてどちらに動くか試してみましょうとありますが、
他の車の迷惑になるばかりでなく、
大変危険ですので絶対にしないでください。
2つの坂は佛木坂の看板前に車を止めた後、他の車に注意しながら歩いてみることをお勧めいたします。
出来れば坂を上るのは辛いので、お一人残し坂を降りた所へ車を廻してもらいましょう。
弾正坂・お京坂の場所は?
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西に天草灘(東シナ海)、東に富岡湾を有する富岡半島は奇妙な形をした陸繋島(りくけいとう)です。
その成り立ちは、陸(天草下島)と島との間に海流が運んだ砂や岩石が堆積し、陸と島を繋げるまでに成長して出来上がりました。
また、富岡半島の東に伸びる砂嘴(さし)は曲り崎と呼ばれていますが、この部分も沖にあった島の影響で海流が曲げられ海流によって運ばれた岩石が堆積し出来上がったものです。
【左の画像をクリックすると説明が始まります】
このように陸と島の間に砂や石が堆積している場所は、同じ天草下島の亀島(天草市五和町若宮)がありますが、こちらは完全に繋がっておらず干潮時のみ堆積した箇所が姿を現します。
富岡半島の見える場所「志岐城跡」は?
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